少し前(6月13日)ですが、京都大学 百周年記念館で毎年恒例の「超交流会」のセッション枠で京都大学情報学 超交流会 x BBT大学~特別企画セッション【なんで、大企業はベンチャーとつながりたいのか?】を企画・登壇させて頂きました。
セッションの様子(写真提供:超交流会)
この企画は前から一度やりたかったのです。そして、誰とというのも決まってました!
こちらのお二人です。
・日本マイクロソフト株式会社 オーディエンス・テクノロジー・エバンジェリズム部 部長兼エバンジェリスト 砂金 信一郎さん
http://www.microsoft.com/ja-jp/ventures/default.aspx
・株式会社フジテレビジョン ゲーム&インキュベーション事業部長 種田 慶郎さん
http://www.fujistartup.co.jp/
二人は大手企業に勤務してベンチャーと関わり価値創造を行うバリバリのビジネスマンです。
5、6年前にお会いしてから、会う度にエネルギーが上がり、本人らしさが極まり、ビジネスでも実績をつくっている、このお二人といつかなにかやりたいと勝手に考えていました。
下の写真、右から種田さん、砂金さん、katchaman(写真提供:超交流会)
そういえば、僕もかつて、IBMでベンチャーと関わる仕事(業界用語ではコーポレートベンチャーといいます)をしてました。37才のとき(1999年)に初めて、ICTベンチャーのコミュニュティと関わり、それから今日、プロフェッショナル・コネクターという職業をつくり、いまはアーティストになっちゃって変わったキッカケの1つは「ICTベンチャーの皆さんとの出会い」でした。
今はまさにビジネス上、大手企業もベンチャーと関わるメリット(~いや、経営者と担当者しだいですが、、、)があり、多くの大手企業各社がベンチャー担当部署をつくっています。
ビジネス上のメリットだけでなく、僕は自分の体験からICTベンチャーと関われば、仕事のやり方が変わる!視点も!思考も!!自分の人生も!変わりまくり!!~ と思っています。
ICTベンチャーの皆さんとのつながりをとおしてたくさんの素晴らしい体験から1つご紹介したいと思います。
世の中のICT関連の急成長ビジネスや革新的なビジネスはスタートアップから生まれると実感したのはベンチャーコミュニュティと関わったからです。それまでの僕は大手企業がビジネストレンドを創ると38才くらい(2000年)までは信じていました。そのころベンチャーキャピタルの友人からベンチャーファイナンス/プライベートエクイティ、インターネットを活用したマーケティングなどを詳しく知る事ができました。特にファイナンス(資金調達、株のシェア、上場への道筋、、)の世界を知ったときに、あーこうやってビジネスが創られるのかと衝撃を受けました。当時、僕が勤めていた日本IBMでもほとんどベンチャーファイナンスについて正しく理解している人はいませんでした(米国IBMコーポレーションの皆さんは結構知っている人が多かったです。)。そういえば、30代前半に中小企業診断士の勉強をしてましたが、ベンチャーファイナンスについては触れてなく、会社の研修でもなかったです。今は大手企業でもベンチャーファイナンスを知っている人は多くなっていると思いますが、ビジネスマンの方はベンチャーをやるやらないに関わらずベンチャーファイナンスは知っていると良い(得だと)と思います。この体験だけでも僕のビジネスの視点が大きく広がったことを伝えたいのです。
種田さんもこのセッションで「ものごとの捉え方が変わった」といってました。
あと、ベンチャーと仕事するのはいいですね。特に創業者は仕事がやりたーい!がベースでワクワク感がハートからビンビンでるので一緒にいるだけで楽しくなります。(でも、相性のあわない経営者や大きく見せている経営者とは楽しくないかも。。これは自分の意見。)きっと、楽しさや歓びが連鎖するのだと思います。
砂金さんは「ベンチャーの力をお借りして、マイクロソフトの文化を創りにも役に立ちたい」ともいってました。もともとマイクロソフトはベンチャー企業、しかし今はアントレプレナーシップを失っていっている超大企業。スピリット面でもICTベンチャーの力は大切なのでしょう。
セッションでは本音で語り合えて、充実した時間でした。
夢のセッションを実現してくれた京都大学 超交流会に心から感謝をします。
ありがとうございます!
種田さん、砂金さん、ありがとうございます!お二人を心から応援しています!
皆さんも機会がありましたら、志の高いICTベンチャーの経営者や投資家のみなさんとつながっちゃってみてくださーい!