一昨日、僕が母校の上智大学で講義をさせていただいた「キャリア形成教育科目(つくるⅠ)」は理工学部同窓会が理工学部と連携して企画し、検討を進めてできあがった全学共通科目(すべての学部の学生さんが聴講できる)です。ハードウェアだけでなくソフトウェアやシステムも含めた「つくる」ことに関して、様々な分野で活躍中の理工学部卒業生を講師に迎えて、生の体験を後輩の学生向けに語ってもらおうという主旨なのです。
僕はというとつくることは。。。ハードウェア、ソフトウェア、製品、サービス、、、なにもつくってないな〜あっ、絵はつくっている。あっっ、そうだ人間そのものもつくってきたんだ。
そう、katchaman(勝屋久)そのものを。 と自分の勝手な解釈のもとに一昨日、『つながりによるアントレプレナーシップ~人生を楽しむ秘訣は自分をつくること~』という講義をさせていただきました。
少し早めにキャンパスに入り、学生時代を思いだしながら、いろいろと感じながら歩きました。
そして、昔を思いだしながら、学生さんとつながる意識で講義開始!100名以上の学生さんが聴いてくださいました。
講義の配布テキストはまったくなかったので、振り返られるように内容のサマリーを受講した学生さん向けにブログに書こうと思います。(最後にご要望もあったので)
講義は4部構成
まずは生き方を職業にする体験談(プロフィール含め)から
【現在】25年間会社員(IBM)を経験、48才に「プロフェッショナル・コネクター」と肩書きを名乗り、生き方を職業にすることをはじめました。試行錯誤しながらも軌道にのせて、2年前からアーティストとしても活動しています。いろんな肩書きをもちますが「生き方を職業にして、夫婦で活動」しています。軸は「つながりで人が輝くお手伝いをする」こと。具体的には3つの分野の活動をしています。毎日楽しくて、学生には戻りたくないです。それくらい楽しいのです。
【未来】目指すこと(方向性)は「katchaman(勝屋久)を完成すること」。目に見えない山を登っているのですが、これが楽しい。まだまだいろんな可能性はあるし、仲間と関わる事でいろんな感情が生まれ、いろんなものが生まれる。お互いの成長を共感できる倖せはこの上ないです。
【昔】大学時代は元気ハツラツでした。(学生時代写真)
1985年に上智大学数学科を卒業して、日本IBMに入社しました。3年間くらいは志を高く、仕事をしてましたが、だんだんと仕事をこなす思考回路になり、「落としどころをきめて仕事をしていた」記憶があります。それは1年、半年、3ヶ月単位で結果をださなければいけない。いい評価をもらいたい。失敗しないようにするなどの理由からそうなったんだと思います。生活する為にしかたなく働く感覚だと思います。今振り返るとこなすことを重視すると行動がやらなければいけないモードになり、発するエネルギーが低くなっていたのです。今は自分らしく生きようとして、心から歓びを感じながら日々過ごしていますが、昔はこんな感じでした。(今ー昔 写真)目が死んでる。。。直立不動w 学生のみなさんもこんな風にならないで欲しいな〜いや、一回なってみるのもいいのかな?(江幡さん@KDDI、すみません!勝手に写真アップしちゃいました。)
今は楽しさと歓びを重視すると行動がやりたいモード(will)になっている、発するエネルギーが高くなっているのだと思います。
どうして人生が変わってきたのか?きっかけはすべて「人」です。「人」から受けとったことがたくさんあり、少しずつ行動に起こし、変化し続けています。
・3つのターニングポイントと日常気をつけていること
*ITベンチャー業界の人たち(自分らしく生きている人)
*祐子さん(目に見えない大切なことを伝える人)
*リストラ宣告(仲間/リストラを宣告した人)
自分の変化としてはベンチャーと祐子さんと関わり、自分らしく生きようとする欲求が芽生え、リストラで自分らしく生きようとする決意を固めました。
なぜベンチャー業界などからお声がかかるのか?
*約7000人以上のベンチャー経営者、約900名の投資家・ベンチャー支援者の方々と接してきたこと。成功しそうなベンチャー、しなさそうなベンチャーが感覚的にわかっちゃう。
*業界キーパーソン(ステキな人たち)と個人的につながっていること
*人畜無害(という人がよくいますw)
なのかなと思います。会社時代の最後の仕事のチームが下のグローバルチームです。ビジネスマン的な自分の写真がなにこれーって今では笑いがでます。
次は『自分らしく生きることができる時代』ということで僕なりに今の時代をどうとらえているかというお話。簡単にいうとこういう事。
そして、わかりやすい事例を登山家の栗城さんの話、西粟倉村の話、カマコンバレーの話で簡単にお話ししました。(興味ある学生さんはぐぐってみてくださいね。)
本当に自分らしく生きる事が出来る時代なのです。もちろん、自分次第で!
誰かがつれていってくれるわけでもなく、どこかのすごそうな所属(大企業)に属してもつれていってくれるわけでありません。
自分の倖せは自分しか切りひらけないし、自分だけが倖せを掴める特権をもっているのです。
あーーー、ここまでかなりのボリュームになってしまいました。この後は次のブログに続きます。