僕は数年前から、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)のプロジェクト「ICTメンタープラットフォーム」で一年中、日本全国をまわり、おもしろそうな学生さんや起業家を探しています。
毎年3月に開催される全国から選抜された学生や若手がビジネスプランを競い合う「起業家甲子園」 と地域発の有望ベンチャー企業がビジネスプランを紹介し、資金調達・販路拡大などのビジネスマッチングを促進する「起業家万博」出場にむけて、必要であればメンタリングを行ったりしています。
今週は釣りのトリコが集まるサイト【GyoNet】を運営している名古屋の起業家 株式会社アントレプレナー 代表取締役の荒川敬介さんと金沢在住のドンウソクさん(北陸先端科学技術大学院大学)にメンタリングをしました。
荒川さんは昨年11月に開催された【ICTメンタープラットフォームENTRY2013ビジネスプラン発表会 in ぎふソフトピアジャパン】から、ドンさんは昨年12月に開催された【ビジネスプラン発表会 in いしかわ】から選ばれました。
メンタリングの内容は内緒w
ポイントは
*強烈な想い/情熱/覚悟の根源:原体験、気づき、純粋な欲求と好奇心(自分だけのユニークさ。自分がこれに取り組む必然性)コトバ化
*実現したい/するサービス/製品はだれのため、なんのためのものなのか?(それをつかうと何が変わるの?体験できるの?感じられるの?)コトバ化
*実現したい/するサービス/製品の先には何を思い描いてますか?(それを使っている人がどういう状態になっているのか?そして、その先にある世界観は?)コトバ化
*実現したい/するサービス/製品をつくることに心から楽しいと思っていますか?
*会場の皆さんのわかりやすく、楽しくなるような体験(デモンストレーション)
*当日登壇の目的はなんですか?(資金調達、提携先を探すこと、、、など)
あれっ、競合優位性、ターゲティング、市場性、マネタイズ/収入モデルなどないんですかってたまに聞かれますが、まずは上の6項目がある程度、形になっていないと一般的に教科書に書いてあるビジネス的な話をしてもあんまり意味がないかなと個人的に思っています。
それから、次のステージにいくための課題をお聞きして、ざっくばらんにLOVEな対話をさせていただきました。きっと、お二人ともいろいろつながっちゃうことでしょう!
下の写真、左が株式会社アントレプレナー 代表取締役の荒川敬介さん、右は独立行政法人情報通信研究機構(NICT)産業振興部門 事業化支援室 室長の佐藤好英さん
下の写真、中央がドンウソクさん(北陸先端科学技術大学院大学)。左から三菱UFJリサーチ&コンサルティングの副主任研究員 高路地修平さん、ドリームパーロスの佐々木真弓さん、右は祐子さん。高路地さん、祐子さんが素晴らしいメンタリングを!