昨日は「リストラ万歳♡」というテーマでIBM関係者の会で講演をさせていただきました。
みなさんはリストラをされたことはありますか?
僕はあります。2010年のことです。1週間以内に結論を出せと。(選択は2つ。退職か多部門に自分で直接交渉をしにいき、部門異動するか。)
収入がないと生活できなくなる不安(丁度、資産がゼロの状態だったので)と怒り(25年間勤めた会社の対応がこれか)や哀しみ(ベンチャーと関わる可能性をここまで軽視するのか)の状態がしばらく続きましたが、様々な体験と気づきをとおして
「自分に起きた事を深く受けとれた時、全てのことが感謝に変わる。そして道が拓ける」
と深く腹落ちした状態になりました。(体験の部分は割愛。恥ずかしいから。)
いまではリストラしてくださった人が「神様の使い」と自分にとってありがたい存在になっています。
昔僕はよく人のせい、会社のせいに、社会のせいにしていました。
まさに被害者の状態です。(当時は自分でこの状態に気づいてませんでしたが)
リストラでもはじめは被害者の状態でしたが、だんだんと被害者でも加害者でもない状態になり、気分が楽になってきた覚えがあります。今では大感謝の状態ですがw
みなさんは被害者、加害者の状態になったことが最近ありますか?
この状態が一番自分にストレスがかかる気がしています。きっと病気にもなるくらいのストレス。
そして、一人ひとりの被害者の気持ちが戦い(~戦争まで)を生み出す(被害者が加害者をつくりだす)きっかけになっているとも感じています。
ショッキングな出来事がきたときには
「自分にとってどんな課題なのか?」
そのときに「被害者になっていないか?」と自問自答をし、目の前のできごとと向き合う癖をつけています。
リストラみたいにショッキングな出来事でなくても、例えば、部門を異動していやな人が上司になったりしたときに被害者(人のせいにする)になったりしませんか?(僕は20代、30代なっていましたw)
ポジティブな思考回路にかわらなくても、ショッキングな出来事がもしかしてなにかチャンスなのかもしれないと思うと自分のエネルギーが良い方向に変わってきます。
それから、葛藤やもがき苦しみの話もさせていただきました。葛藤やもがき苦しみは逃げずに自分と向き合っている証拠で「次へのステージの切符をもらっているしるし」ととらえる話をしました。葛藤やもがき苦しみがない状態は楽なのですが、とりかたによっては現状維持、安定モード。葛藤やもがき苦しみの状態はむしろチャンスと捉えています。今はペインティングをするプロセスでよくもがき苦しむことがあります。
話している最中、聞いてくださっている熱い視線と高いエネルギーを感じました。質問もいっぱいでて、僕自身も新しい気づきもあり、楽しかったです。なによりもご縁のある皆さんと一緒につくった時空間がまさにアートであり、歓びであり、倖せな気持ちになりました。
皆さん、ありがとうございました!