5月21日(月)《4日目》
(ピーターラビットの作者が住んでいた家〈ヒルトップ〉の前にて)
今日もいい天気です。
しかし、友人の登山家 栗城さんの悲報を知り、2人して、涙。言葉にできない、まだとても信じられる状態でなく、やり場のない気持ちで一杯、、、
栗城さんのことを心で感じながら、朝から湖水地方を廻りました。
まず最初にウィンダミア湖の東に位置するフォークスヘッド(Hawkshead)の街へ行き、散策。ワーズワースが通った北イングランドで優秀な生徒が集まったという旧グラマースクールの敷地やワーズワースの小路を歩いた。
その後は小さいシャトルバスに乗り換えて、ニア・ソーリー(Near Sawrey)村へ。ここにはピーターラビットの作者のビアトリクス・ポターが所有していた農場と家【ヒルトップ】あり、見学をしました。周囲の風景は本当に美しかったです。ここには100年前と変わらぬ美しい景色があるといいます。
ヒルトップの入り口
ポターの自筆
ポターの写真とピアノ
【ナショナル・トラスト】
19世紀産業革命で自然が加速度的に失っていく流れの中、国民のために、国民自身の手で大切な自然環境という資産を寄付や買い取りなどで入手し、守っていく
「ナショナル・トラスト」が発案され、活動にいたりました。発案者の1人がポターで、彼女の印税で湖水地方の14の農場を買った。
ヒルトップを堪能したあとはウィンダミア湖の北にあるアンブルサイド(Ambleside)へ。ここも美しい街でした。
橋の上の石積みの家を見学。
その後フェリー乗り場があるボウネス(Bowness)にあるMacdonald old England Hotel&SPAでランチ。スープ、カンバーランドソーセージ、スティッキートフィープディング、アイスクリームを頂く。
ランチ後はボウネスの街を散策して、ウィンダミア湖のクルーズ。ボウネスからレイクサイドまで45分水上の旅をした。
ボウネスの教会
ケルト十字発見!
乗船券
そして、レイクサイドから18分間の蒸気機関車の旅を体験。ハーバスウェイト(Haverthwaite)駅まで60年前に使っていた客車でノスタルジックな旅は楽しかった。
車内にて
そして、ホテルに戻り、周辺を散策して、ディナーはニューベイプリッジ(Newby Bridge)の近くにあるNewby Bridge Hotelでチキンテリーヌ、白身魚のヌードル添え、ラズベリーシャーベット、紅茶を頂きました。白身魚はかなりヘビーだったなぁ、、、
今日は一日、湖水地方を堪能。栗城さんのことなどいろいろと感じながら、静かな時間を過ごしました。
湖水地方の自然は本当に美しい。水、緑、お花の色、鳥のさえずり、風の音、、、ゆったりした時間の流れを感じました。
ワーズワースやポターは自然や動物とつながり、自分を創造しながら、生きた人たち。彼らと栗城さんとも僕の中ではつながります。
自然を愛し、自然とつながることで自分を生き、詩や絵本、在り方をとおして、他者と共感しながら全うする姿。
心から、ワーズワース、ポター、栗城さんを尊敬し、感謝をしたいです。
ありがとうございます。