岡山県総社市NPO法人吉備野工房ちみち主催「縁デマンド育み研修」に参加させていただきました(その4)

最終日は早朝から雪舟で有名な宝福寺で座禅。住職の小鍛冶元慎さんのありがたい心に響くお話を頂きました。 

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座禅修行中!

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完全高エネルギー生命体の住職 小鍛冶元慎さん

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昼食は般若院で総社名物玉どうふを味わいました。体に優しくて美味しかったです。

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そして、いよいよ最後は神楽殿にて吉備野観光プラン立案ワークショップです。

ところで、NPO法人吉備野工房ちみちの横にある神楽殿は昔から神楽を行う神聖な場所です。

下の写真は神楽殿の天井部分。中央から紙が八芳に広がっています。この紙が「ちみち」といいます。吉備野工房ちみちのホームページから抜粋した説明によると。

備中神楽で使われるもののなかに「千道」(ちみち)というものがあります。「千道」とは、備中神楽を奉納する神殿(舞台)の天井に八方へ吊るす紙のことです。これを伝って神様が降臨され、神聖な場所となるといわれています。一枚の紙に切り込みを入れ、神楽に相応しいおめでたいもの(鯛、末広など)が一続きになるよう作られています。表紙は広げる前の千道です。  神楽はもともと八畳間で舞うものです。神代時代の物語を、その空間の中で演じるのが備中神楽なのです。 (監修:横田清已)

紙は神なのかも!?神、紙、上、日本語の読み(音)は本当におもしろいです。

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神聖な場所でワークショップ開始!

皆さん、3日間の体験をベースに心を開いて熱い話がとびててくる。

 

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みんな真剣!自分の想いをぶつける!

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各チームが自分たちの言葉で発表!説得力があります。なぜならば、自分ごととして話しているから!

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修了式では僕も涙がでて、思わずハグ!

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みなさん、いい顔で修了式。そして総社マスター!

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数日後、NPO法人吉備野工房ちみちのホームページをみると「縁デマンド育み研修の報告」から、ひとり一人の行動とつながりの連鎖がみれました。下記は抜粋です。

福岡県からの女性は5月19日から始まる 「総社芸術祭」に手伝いに総社に来る。泊まりはYさん宅。島根県からの男性は、今年の「吉備路マラソン」には申込が間に合わないが、来年には走りに来たい。泊まりはIさん宅。東京からの男性は、総社市周辺に移住希望の為、1月31日、2月3日、2月4日に担当の小林、山田とともに空き家探しをして帰られました。岡山県男性、東京の男性は、今度は是非奥さんや家族と一緒に総社に来ます。など、嬉しい言葉を残して帰っていかれました。

 

「縁デマンド育み研修」の体験はスゴかったです!しかし、これを言語化することは簡単ではありません。なぜならば、目に見えない価値だからです。正直、参加しないとわからないことだらけだからです。徳島県の神山町に大南さんというNPOの理事がいらっしゃいますが、大南さんや神山のスゴさを説明するのは難しかったです。実際に昨年ツアーを組み、僕の友人を連れて行くと、ほとんどの友人は大南さんはスゴいといいました。本人に会わないとわからない。コンテンツではなく、コンテンツ+コンテキストなのかもしれません。

今回の「縁デマンド育み研修」には何か可能性を見ました。僕自身「縁デマンド育み研修」に参加させて、人生において「みちくさ」は大事だなと心から思いました。小学生の時代にはよく道草をして発見、刺激、気づきがありました。大人になると日常のルーチン的な行動が重なり、だんだんと感性が弱くなってくるような気がします。(これは僕の体験)そして、なにかをするときにこれは価値があるのか?得(メリット)なのか?と無意識的に判断してしまう傾向になりがちです。よりみちのように日常からはなれた予測つかないものこそが大人の自分に刺激をしたり、生き方を見つめ直すのに大切と感じました。僕はkatchamanツアーを数年前から行っていますが、その意義とつながることに気づきました。目に見える価値にはもう満足しないのかも。感情にリンクした目に見えそう、見えない価値をいかに創り出すこと、そして出来る限りそれを言語化していくようにチャレンジしていきたいです。

 

「縁デマンド育み研修」で出会った皆さん!本当にありがとうございました!