先月の個展について感謝と振り返りを綴ります。

東急ハンズ銀座店で4/25-5/10まで陶芸家 東龍さんと共同で開催しました個展はおかげさまで無事に終了いたしました。

2週間で約300名の方にご来場いただきました。ご来場できなくても応援してくださる方の愛も含めて、たくさんの方から力付けを頂きました。そして、ほとんどの作品がお客様の元へわたることになりまして、本当にありがとうございます!

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今回の個展に向けて、数ヶ月、自分の時間配分を大きく変えるチャレンジをしました。人とお会いする時間を大幅にカットして、インプットの時間(海外&国内)と作品制作活動の8割。(以前は2割をペインティングの時間)いざ、アウトプットとなるとはじめの3日間はマインドが働いて悶々とした状態。夢でも藻掻きながらペインティング。。。思考と技術で描いている自分から抜け出せないで状態で焦りと不安が続きました。4日目からは無心に手が動くようになり、多い日で8点の作品を仕上げるスピード。自宅に保管してあった3点を加えて、新作39点の作品を仕上げることができました。今までにはないタッチや黒や紺を基調としたものも生まれました。

前日、東龍さんの強力なサポートのおかげで準備が完了して、いざ本番。すべての作品が舞台に立ち、照明を浴びている姿は感無量でした。無事にお客様をお迎えすることができました。

期間中、『歓び』をいっぱい感じました。どんな歓びかというと。

1)心とつながる歓び
「なんか、この絵、感じる〜」というような言葉が心にきます。理屈の説明でなく、感じて頂いていることが何より嬉しいのです。作品をみて、涙を流された方や何度も足をはこんでくださり、感じてくださった方、そして、作品をみたあと何かを感じて絵を描き始めるお子さん。涙がでました。
僕はペインティングをとおして、人々が感じてつながり、その人の本質に近づき、輝くことをしたいんだなと思いました。

2)次への勇気と自信につながる歓び
今回、新しい形にチャレンジした作品が多く不安もありましたが、たくさんの方がほめてくださり自信につながりました。
また見ず知らずの方が3度も足を運び、感じていることをお聞きしたり、とおりがかった子供がきれい!といったり、わざわざ、東急ハンズさんに電話をかけて、心に感じましたといってくださった方。。。本当にうれしかったです。

3)ものつくりの歓び
形をあるものを生み出す歓びを今まで以上に受けとりました。今まで仕事でものをつくることはしてなかったので、ものをつくる人の気持ちが少し分かったような気がします。本当にありがたいです。

それから、今回の個展は東龍さんとの共同創造が表にみえますが、僕と祐子さんの共同創造の側面もあります。僕が作品を制作し、祐子さんが出展する作品を選びます。そして僕と作品の想いについて対話しながら、『作品名』も祐子さんが決めます。『作品名』に惹かれる方も多かったです。作品展示の配置も毎日変えたり、丁寧に拭き、愛情をもって作品と接する姿をみて、僕も嬉しくなりました。なぜか、配置を変えた作品からお嫁にいくこと(ご購入頂く)がほぼ毎日続き、僕もびっくりしました。愛の力だ!

最後に東龍さん、パートナーの史恵さん、篆刻の名人 多田さん&奥様、東急ハンズの皆さま、本当に御世話になりましてありがとうございました!毎日がすばらしい体験でした!

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