【にじみ絵】【Veil Painting(層技法)】に挑戦

【にじみ絵】【Veil Painting(層技法)】はシュタイナー教育で取り入れられている人智学系独特の水彩画法です。

この画法の存在を知り、挑戦してみました。

下の作品【シーラカンス】層になっている部分にこの画法を取り入れています。

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ネットで調べるとシュトックマー社の透明水彩が良い(発色が良い)と書かれていたので、早速amazonで購入しようと思ったのですが品切れで自由が丘にあるこの絵具を取り扱っている【omochabako 自由が丘店】へ行き、ゲット!馬毛豚毛の平筆もゲット!

シュトックマー社のめざすところにも共感(下記)

●芸術的素材は、使う人の感覚にうったえるものであること。
●ゲーテの色彩論とシュタイナー教育学に裏付けられた質を追求すること。(色環)
●原材料に、人々の健康や地球環境を損なったり害を及ぼしたりするものが ふくまれないこと。
●子供たちが製品を通じて良質な体験ができ、全ての人にとって理想的な 作品作りができる製品であること。

下の写真がシュトックマー社の水彩絵具と平筆

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動画やネット情報をみて、絵具(ウルトラマリン)を薄く溶かして、平筆でひと塗りした後にドライヤーで乾かし、またひと塗り、乾かすの連続技。そうするとこのように層になってくる。
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少し濃くして、同じように層に描くとこんな感じになる
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こちらは赤、黄、青の三色を層にして描いてみました。この三色がこの技法にはにじみ加減において重要。
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アクリル絵具でも挑戦!こういうパターンもできます。それぞれの色を少しずつ濃くして塗ります

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シーラカンスの絵の周りはこんな感じで仕上げていきました

深い海をイメージしながら。。。

今回はプルシャンプルーを使いたいので、アクリル絵具で挑戦!

地上からの光はマスキングテープを/\の形に貼って上から塗ってみました

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この上から、シーラカンスを描く

体の外枠だけ、しっかりと描いてからは直感で色を選び、思うままに模様を描く。
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額装をするといい感じになりました

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感想としては、以外と難しくなくて、塗り・乾かすの繰り返し作業をこなす根気さえあれば、この技法はできます。(もちろん、レベルを上げようと思うとどこまで深くて難易度は高まると思いますが)僕はこの作業を50回以上はやりました。7時間くらいかかったかな。シーラカンス自体の絵は1時間半くらいです。

アクリル絵具でも充分できます。

一番の感想は描いているうちに癒される感覚にななること。心が落ち着き、ヒーリング効果があるように思いました。

今後、レベルを上げて精進していきたいと思います❤️